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箱根駅伝2019年東海大総合優勝、黄金世代は今⁉5000mと10000mで見たときどのくらい伸びた?

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東海大学の「黄金世代」とは、主に2016年入学の世代(2020年卒)を指します。

高校時代から全国高校駅伝(都大路)1区上位選手が複数集まり、5000mで13分台が3人以上揃うなど、異例のタレント集団として注目されました。この世代は東海大の箱根駅伝初優勝(第95回、2019年)に大きく貢献し、学生駅伝界を盛り上げました。

主なメンバーと大学時代の活躍

  • 館澤亨次(主将):箱根6区で区間新記録など活躍。2017年・2018年・2020年日本選手権 1500m 優勝。頼れるリーダーとしてチームを牽引。
  • 鬼塚翔太:箱根4回出走うち1区3回経験、1区職人。出雲4区区間賞経験もあるスピードスター。
  • 關颯人:都大路1区区間賞。上尾ハーフ優勝の経験あり。1年次出雲3区区間賞。2年次出雲6区区間賞。在学時に1500mの東海大学記録も樹立。
  • 阪口竜平:19年7区区間2位。20年日本選手権3000障害優勝。今も3000障害東海大記録を保持。
  • 小松陽平:箱根8区で区間新・区間賞(大会MVP級の貢献)。
  • 中島怜利:箱根6区3回経験。うち2回区間2位。
  • 郡司陽大:総合優勝アンカー。51回全日本駅伝区間新、区間賞。
  • 松尾淳之介:第93回大会4区:12位 1時間6分47秒第94回大会5区:12位 1時間14分59秒第96回大会9区:8位 1時間9分55秒の実績。安定感のあるいぶし銀の走りが魅力的だった。
  • 高田凜太郎:
  • 西川雄一朗:第95回大会3区:7位 1時間3分2秒第96回大会3区:6位 1時間2分21秒
  • 羽生拓矢:学生三大駅伝は1年次の全日本7区14位のみ

この世代は3年生時(2019年)に箱根初優勝、4年生時(2020年)も2位と復路優勝を果たすなど、東海大史上最高レベルの戦力を形成しました。両角速監督(当時)のもと、「スピードの東海」を象徴する存在でした。

卒業後(実業団・現在)の状況(2026年時点)

多くの選手が実業団に進み、プロ/実業団選手として活躍してきましたが、怪我や競技の厳しさから引退者が相次いでいます。陸上界の厳しさを象徴する世代でもあります。

現役継続中

  • 館澤亨次(SGH):DeNAで1500mを中心にトラックで世界を目指す姿勢だったが実業団になってから世界大会規模の実績は無し。24年日本選手権1500m3位、3分36秒68の日本歴代5位の樹立。その後、2025年にSGHへ移籍、26年NY駅では6区区間3位で走っている。
  • 羽生拓矢(トヨタ紡織):大学時箱根出走経験は無し。実業団で躍動、日本選手権などでも活躍。実業団で5000m13分30カット、10000m27分30秒カットを果たしている。
  • 關颯人(SGホールディングス):大きな実績なし。21年NY駅伝1区32位、24年NY駅伝21位
  • 鬼塚翔太(MABPマーヴェリック):DeNA方針変換のため、メイクス移籍。その後メイクス廃部に伴い、MABPマーヴェリックで競技中。
  • 西川雄一朗(住友電工):日本選手権などで活躍、実業団で5000mのタイムは黄金世代最速になる。
  • 阪口竜平(次期所属不明):大きな実績なし。4月Onジャパン退社で競技継続予定。

引退した主な選手

  • 小松陽平(ロジスティード):2024年に現役引退。
  • 郡司陽大(小森コーポレーション):大学後や小森コーポレーションで苦戦し1年足らずで引退。
  • 中島怜利(大阪ガス):大阪ガスを1足らずで引退、現在はユーチューバーとなり、クラブチーム運営をしている。
  • 高田凜太郎(プレス工業):23年引退。

全体として、同期の引退ラッシュが2024〜2026年にかけて目立ち、館澤選手らが「改めて陸上界の厳しさを実感」と語るほどです。一方で、箱根に捧げた代償や故障の多さも指摘される一方、「あの世代がいたから今の東海大がある」との声も強いです。

黄金世代の卒業後、5000mのタイムは伸びた?

  • 西川雄一朗 13:26.63(実業団PB)
  • 羽生拓矢 13:28.82(実業団PB)
  • 阪口竜平 13:29.61(大学PB)
  • 關颯人 13:35.81(大学PB)
  • 小松陽平 13:36.28(実業団PB/引退)
  • 鬼塚翔太 13:38.58(大学PB)
  • 館澤亨次 13:48.89(大学PB)
  • 中島怜利 13:54.52(大学PB/一応引退)
  • 松尾淳之介 13:54.65(実業団PB)
  • 髙田凜太郎 13:57.73(大学PB/引退)
  • 郡司陽大 13:57.89(大学PB/引退)

入学時13分55秒で入学した西川選手が自己ベストを30秒近く伸ばして、トップに上り出ています。実業団で自己ベストを更新したのは箱根を一度も走ることができなかった羽生選手とすでに引退済みの小松選手、松尾選手のみとなっています。

卒業後、実業団での10000mのタイムは伸びた?

  • 羽生拓矢:27:27.49(実業団PB)
  • 西川雄一朗:28:30.87→27:57.64(実業団PB)
  • 松尾淳之介:28:37.95→28:06.05(実業団PB/引退)
  • 鬼塚翔太:28:17.52(大学PB)
  • 關颯人:28:23.37(大学PB)
  • 小松陽平:28:35.63(大学PB/引退)
  • 髙田凜太郎:28.57.91(大学PB/引退)
  • 郡司陽大 29:01.67(大学PB/引退)
  • 中島怜利:29:16.18(一応引退)
  • 舘澤亨次:29.50.67(実業団では10000m出走無し)
  • 阪口竜平:30:12.64(実業団では10000m出走無し)

競技継続の選手の今後をどうみるか

5000m、10000mの記録を見ると全体的に大学時代の記録を破るのに苦戦している状況が分かります。

一方で記録を大きく伸ばしているのは大学時代一度も箱根駅伝を走れなかった羽生選手が13分30秒、27分30秒切りを果たすなど大きく記録を伸ばしています。5000mでは西川雄一朗選手が黄金世代トップ、10000mでは27分台突入と実業団に入っても着々と記録を伸ばしています。

舘澤選手はDeNA在籍時にTWOLAPSの指導のもと1500mで日本歴代5位の記録を樹立しており、25年末にSGHへ移籍した後の26年ニューイヤー駅伝では、6区区間3位の好走を魅せるなど大学時代からの大一番での強さは健在です。

鬼塚選手はDeNAが強化終了後、メイクスへ移籍、メイクスも廃部になり、たらい回し状態となっていました。最近はMABPマーヴェリックへ加入後、母校での練習も積みながらニューイヤー駅伝1区出走など徐々に元の走りを取り戻している状況です。

關選手は大学時代の勢いから打って変わってなかなか復調の兆しが見えていません。26年度が大一番の年になることは間違いないでしょう。

阪口選手はOn専属アスリート第1号で話題となりましたが、その後は大舞台でのレースはなく、つい先日Onジャパンからの退社報道がありました。まだ、競技は継続とのことなので大学時代のあのスピードと勝負強さが戻ってくることを願います

大学時代のきらびやかな実績も余ること、日本の実業団の厳しさが顕著に感じられるとともに実業団での育成力も私は問題なのかなと感じたりもしています。それはまた今度別議題で執筆しようと思います。