未分類

ナイキが今後もランニング市場を独占する理由

投稿日:2020年7月16日 更新日:

 今回の記事ではナイキが今後もランニング市場を独占する理由について書いていきます。

スポーツの大会が自粛される中で行われたホクレンディスタンスですが、多くの実業団選手や大学生が出場しました。そこでも足元を見るとナイキ社のシューズが過半数を占めていました。私が深川大会男子5000mのすべての出走ランナーの着用シューズを調べると約7割を超える選手がナイキのシューズを着用していました。

ナイキが履かれる理由

 アシックスがメタレーサー、アディダスがアディゼロプロ、ニューバランスがFuelCell5280、FuelCell TC、ミズノがウェーブデュエルネオと他社メーカーもカーボン搭載シューズや独自プレートシューズを出しているのになぜナイキが履かれるのかはなぜでしょうか。

他社の新作の時期が悪い

ナイキ社以外の新作はトラックレースでも使用できるのか適性が定かではありません。発売されてから間もなく今年は試合の数も少ないため機能性が担保されていない状態で新しいシューズを使うのはリスクがあるため他社への流動が少なくなったと考えます。

ナイキ社は新作スパイクを発売

またナイキ社はトラックシーズンに合わせエアとカーボン搭載のスパイクを発売しました。トラックレースではスパイクを使用する選手も多いです。深川の男子5000mではナイキ着用者で3割がスパイクを履いていました。

ここで注目していただきたいのは厚底カーボン(ヴェイパーフライネクスト%、アルファフライ)の着用率です。トラックレースにも関わらずナイキ着用者の7割が履いています。これは多くの着用者がトラックレースでも使用できる機能があるもしくは適しているという認識がうかがえます。

価格よりも機能性

ヴェイパーフライは価格が3万越えですが他社メーカーものは2万台です。同じカーボン搭載シューズであれば価格帯が低いほうが良いのではないかと思いますが、それでもユーザーは断然ナイキが多いです。市民ランナーの他社ユーザーがこれから増える可能性はありますが、競技者は価格よりも速く走れる方を優先しているのだと思います。

  • アシックス メタレーサー 22000円
  • アディダス アディゼロプロ 28800円
  • ニューバランス FuelCell5280、FuelCell TC 24200円
  • ミズノ ウェーブデュエルネオ 25300円

ナイキ社以外の愛用者が続々乗り換え

ホクレンディスタンスで続々とナイキにシューズを移している選手が多くいます。今回ホクレンディスタンス網走で一番驚いたのはダイハツの松田選手がニューバランスからナイキにシューズを変えていたことに衝撃を受けました。そのほかにもMHPS井上選手がトラックでもヴェイパーを使用していたりと多くの選手がナイキに乗り換えています。

シューズの変更が表す意味

日本ではプロ選手や個人にメーカーがついていない限り着用するシューズを選ぶことができます。今までは自分の足に合った靴が実力を最大限発揮できるとされていましたが、今ではそれを凌駕するほどシューズの機能に影響が出ているということがわかります。

特に学生や実業団選手は結果がすべての世界です。つまり、実業団や学生が履いているシューズは一番結果が求めることができるシューズをチョイスしていることになります。

ナイキが一歩先を行く

 ナイキ社以外の状況は言わばナイキ社が初代ヴェイパーを出した時の状態です。すでにナイキは初めてカーボン搭載シューズを公表してから3年以上の月日が経っています。しかもすでにブランディングは済んでおり、シューズの機能性、使用者の信頼が得られている状態です。他社メーカーが市場を取り戻すためには早急にヴェイパーを超えるものか同等のものを作り出さなければならないと考えます。

-未分類

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

市民ランナー図鑑

山本修平 (TeamNitro) 1:02:14→1:02:09 PB(時習館→早大→トヨタ自動車→引退)引退後に市民ランナーとなり、ハーフの自己ベストを11年ぶりに更新。浪人時代には5千m14:09 …

ニューイヤー駅伝inぐんま第65回全日本実業団対抗駅伝競走大会予選会通過チームの出身別大学まとめ

今回の記事ではニューイヤー駅伝 in ぐんま 第65回 全日本実業団対抗駅伝競走大会の予選会通過チームの出身別大学をまとめました。 ニューイヤー駅伝は東日本、関西、中部、中国、北陸、九州の6地区で予選 …

no image

第49回全日本実業団ハーフマラソン大会 結果 まとめ

2021年2月14日(日)に山口県維新みらいふスタジアで行われました第49回全日本実業団ハーフマラソン大会の結果を掲載しています。 結果 検索したいワードや選手がいる場合は 「Ctrl + F」を押し …

no image

箱根駅伝 関東学生連合 全17年分の出走回数を各大学ごとにまとめてみた

はじめに  今回の記事では箱根駅伝の関東学生連合の大学別出走回数を関東学生連合制度が誕生した2003年から2020年までのデータをまとめてみました. 下の写真は各年代、各区間順に出走大学を表記していま …

前半シーズン終了!!大学駅伝総力まとめ

2023年の前半シーズンが終了しました。 各大学の5000m、10000m、ハーフのチームトップ10を調べていきたいと思います。(2023/8/12現在のベストを参照) サイトは随時更新していきます。 …