延岡西日本マラソンは、九州三大マラソン(福岡国際、別府大分、延岡)の一つに数えられる歴史ある大会です。
特に若手ランナーが初めてフルマラソンに挑戦する「新人の登竜門」として有名で、2026年大会(第64回)もMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権をかけた重要なレースとなっています。
1. 大会の概要
- 開催地: 宮崎県延岡市・日向市
- 位置づけ: 日本陸連公認コース、MGC出場権獲得指定大会
- スタート: 8時35分(好記録を狙いやすい涼しい時間帯に設定されています)
- 特徴: 実業団の新人や学生ランナーが初マラソンとして選ぶことが多く、ここから五輪代表や世界選手権代表が数多く誕生しています。
2. コースの特徴
延岡市役所前をスタートし、日向市で折り返す往復コースです。
| 特徴項目 | 詳細 |
| 全体形状 | 延岡市役所 ↔ 日向市(原町)の往復コース |
| 高低差 | 約17mと非常にフラット(記録が出やすい) |
| 最大の難所 | 11km付近と31km付近にある船越峠 |
| 気象条件 | 海沿いを走るため、**浜風(向かい風・追い風)**の影響を受けやすい |
コース攻略のポイント

- フラットな高速コース: 基本的には平坦なため、序盤からスピードに乗りやすいレイアウトです。
- 船越峠のアップダウン: 1km強の区間で10m弱を一気に上り下りします。特に行きの11kmよりも、疲労が溜まった帰りの31km地点での上りが、勝負の分かれ目となる「勝負どころ」です。
- 国道10号線の風: 折り返しを過ぎた後、風向きによっては独走状態になると体力を削られるため、集団の中でのポジション取りが重要になります。
3. 2026年大会の注目ポイント
今回、選手リストに**國安広人選手(立教大)や中村海斗選手(青学大)**など、箱根駅伝でも活躍した学生トップランナーの名があるのは、まさに「新人の登竜門」らしい顔ぶれです。
また、リストの20番 金橋選手や21番 國安選手のように、この大会を「現役ラストレース」と決めて挑む選手もおり、例年以上に熱いドラマが期待されます。
豆知識: 地元延岡に拠点を置く「旭化成」勢が強いのはもちろんですが、近年は他チームの若手や学生がここで一気にブレイクするパターンが多く、目が離せない展開になります。
招待選手 一覧
| ゼッケン | 氏名 | 年齢 | 所属クラブ | 陸協 | マラソン記録 | ハーフ記録 | 備考・意気込み |
| 1 | 河合 代二 | 34 | トーエネック | 愛知 | 2:08:31 | 1:02:43 | 落ち着き、勝負どころを見極めて走る。 |
| 2 | 村山 謙太 | 32 | 旭化成 | 宮崎 | 2:08:55 | 1:00:50 | 地元延岡の大会として盛り上げたい。 |
| 3 | 平田 幸四郎 | 27 | SGホールディングス | 京都 | 2:09:57 | 1:02:56 | 悔いの残らないようなレース。 |
| 4 | 熊谷 拓馬 | 35 | 住友電工 | 兵庫 | 2:10:41 | 1:01:54 | 優勝を狙う。後半の勝負所で見極め。 |
| 5 | 山下 侑哉 | 34 | サンベルクス | 東京 | 2:14:30 | – | 新入社員たちに頑張る姿を見せる。 |
| 6 | 永信 明人 | 32 | 大阪府警 | 大阪 | 2:11:45 | 1:03:39 | 優勝とMGC出場権獲得を狙う。 |
| 7 | 杉保 滉太 | 28 | スズキ | 静岡 | 2:12:49 | 1:03:04 | 優勝します。 |
| 8 | 渡邊 太陽 | 32 | 戸上電機製作所 | 佐賀 | 2:13:28 | 1:03:44 | 経験を活かして目標を達成。 |
| 9 | 志水 佑守 | 26 | トヨタ自動車九州 | 福岡 | 2:13:52 | 1:03:24 | 悔いの残らないレース。 |
| 10 | 金子 伊吹 | 24 | JR東日本 | 東京 | 2:13:58 | 1:03:32 | 先頭に食らいつき自分を超えたい。 |
| 11 | 池田 勘汰 | 27 | 中国電力 | 広島 | 2:15:11 | 1:02:38 | マラソンで結果を出しステップアップ。 |
| 12 | 長倉 奨美 | 26 | 黒崎播磨 | 福岡 | 2:15:59 | 1:02:11 | 1秒でも速く、1つでも順位を上げる。 |
| 13 | 鎌田 航生 | 26 | ヤクルト | 東京 | 2:17:23 | 1:00:47 | 積極的に展開し、先頭集団で勝負。 |
| 14 | 前田 将太 | 30 | ロジスティード | 千葉 | – | 1:01:44 | 優勝 |
| 15 | 和田 照也 | 29 | 西鉄 | 福岡 | – | 1:01:57 | 最初で最後のマラソン。 |
| 16 | 鈴木 康也 | 23 | 富士通 | 千葉 | – | 1:02:06 | 最後まで先頭集団で勝負し、勝つ。 |
| 17 | 助川 拓海 | 25 | 安川電機 | 福岡 | – | 1:02:36 | 優勝が目標。持ち味を出し切る。 |
| 18 | 北野 開平 | 24 | 山陽特殊製鋼 | 兵庫 | 2:18:42 | 1:02:40 | 飛躍のきっかけにしたい。 |
| 19 | 福本 真大 | 28 | クラフティア | 福岡 | – | 1:03:23 | 初マラソン。優勝を目標に走る。 |
| 20 | 金橋 佳佑 | 26 | 大塚製薬 | 徳島 | – | 1:03:31 | 現役ラストレース。 |
| 21 | 國安 広人 | 22 | 立教大学 | 兵庫 | – | 1:01:30 | 現役ラストレース。 |
| 22 | 山口 翔輝 | 20 | 創価大学 | 学連 | – | 1:01:32 | 先頭集団についていく。 |
| 23 | 中村 海斗 | 21 | 青山学院大学 | 広島 | – | 1:02:08 | 初マラソン。勝ちにこだわる。 |
| 24 | 竹割 真 | 22 | 東海大学 | 熊本 | – | 1:02:54 | 初マラソン。粘り強く勝負。 |