MGC出場権を獲得有力な日本人選手を考察していく。
まず、大前提にこの東京マラソンからMGCへ切符を手にする方法は2つ。
①MGC参加資格記録の2時間6分30秒を切る
②2時間9分00秒を切りつつ日本人6位以内
上記がMGC参加条件となっている。そして、今回の東京マラソンはMGC獲得に向けて難易度が最高潮にイージーモードに下がっている。それはなぜか。
例年と違っているのは、MGCを狙う有力日本人選手の大半が大阪マラソンに回った。そのため、過去の大会と比べると圧倒的にエリート枠の日本人選手層が薄くなっている。海外のエリート選手の比率が増え、エリート部門は特に有力市民ランナーや過去実業団に所属していて資格記録の有効が残っていてエントリーしている選手が多い。そういった選手や準エリート枠から2時間9分をカットして候補筆頭に入れるかと言われるとかなり厳しいものがあると言える。
加えて、資格タイム有力選手が複数けがで欠場している。東京世界陸上マラソン代表の小山直城(Honda)やブダペスト世界陸上マラソン代表の西山和弥(トヨタ自動車)、今、マラソンで勢いのある2時間7分38秒のベストをもつ田村友佑(黒崎播磨)らが欠場している。
上記を踏まえるとMGC獲得選手は大幅に絞られると考えている。
MGC有力候補選手
私が考える有力候補選手は下記だ。
・大迫 傑(リーニン)◎
→25年バレンシアMで2:04:55(日本新)
・鈴木 健吾(プロ)◎
→前マラソン日本記録保持者、2:04:55
・近藤 亮太(三菱重工)◎
→25年東京世陸11位、2:05:39
・市山 翼(サンベルクス)◎
→25年東京M日本人トップ、2:06:00
・荒生 実慧(NDソフト)◎
→25年シドニーMで2:07:42、青梅30㎞V
・高田 康暉(住友電工)▲
→25年大阪M2:07:57、直近の調子が未確定
・太田 蒼生(GMO)〇
→25年ゴールドコーストM2:08:31、NY駅伝5区区間新と調子良好
有力選手以外で要注目選手
タイムを持っていない選手でここに割り込んできそうなのは、
・工藤慎作(早稲田大)◎
→ハーフ1:00:06をもち、長い距離に定評
・塩澤稀夕(富士通)〇
→初マラソン
・島田晃希(帝京大)〇
→ハーフ1:00:56、帝京大マラソン新も狙える
日本人6位以内に割り込むのは厳しいが、市民ランナー枠で期待したいのは、森井勇磨(京都陸協)や吉岡龍一(Honda栃木)が健闘することを期待したい。
レース展開
レース展開としては、日本人選手は堅実に2時間9分00秒を切りつつ、日本人6位以内に入ればよいので大きく飛び出してリスクを負う必要はない。おそらく4枠あたりまでは余裕のある選手で後半に見当がつくだろう。そのため、日本人トップ争いもそうだがMGC枠の5,6番手争いに注目してみるとより面白く東京マラソンを見られるだろう。