今回の記事では「大迫傑 決戦前のランニングノート」のレビューを書いていきます。
この本は大迫傑選手が東京オリンピックのマラソンで引退を表明した2日前に出版されました。
東京オリンピックまでの練習プロセスや葛藤が書かれています。
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出版社 文藝春秋
価格 1870円
主な内容
主な内容は下記のとおりです。掲載順不同。要約したものになります。
- 〇日記をつける理由
- 〇低酸素トレーニングについて
- 〇ウエイトトレーニングについて
- 〇大迫傑にとっての東京オリンピック
- 〇練習日誌 イテン編2021/2/9~2021/3/31
- 〇練習日誌 ポートランド編2021/4/1~2021/4/19
- 〇練習日誌 フラッグスタッフ編2021/4/20~2021/6/8
感想
驚かされた練習内容
驚かされたのは彼のトレーニングが驚くほどに単調だったことです。
何ら私たちのトレーニングルーティンと変わりありません。また、何か特別な練習をしているわけではありません。
違う点を挙げるとすれば圧倒的な練習量です。
これには「こんなに走っているんだ」と驚かされました。
大迫傑という1人の選手の葛藤
この本は端的に言うと「大迫傑」という一スポーツ選手のコラムです。
部分的なスパンでの大迫選手の日記がそのまま本になったというのがふさわしいでしょう。
一部、トレーニング内容の詳細(ペースや本数)が書かれている部分はありますが、本の7割は日記です。
冒頭にも記述した通り、この本は大迫傑選手のトレーニングの緻密な詳細が描かれているわけではありません。
悪く言えばページ稼ぎと捕らえる読者もいるとは思いますが、私は日記の部分に大迫傑という一人のスポーツ選手の在り方が書かれています。
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