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箱根駅伝出場校の新入生を戦力分析してみた①  

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 今回の記事では2020年箱根駅伝出場校の新入生を5000mの記録で分析しました。分析の仕方としては各大学の新入生の5000mのタイムの10人平均と全員平均を出し、その二つの平均タイムを順位ごとに並べています。10人に達しないチームはそのままの人数で平均を出しています。チーム数は全19校。学生連合と人数の少ない筑波大学は除外しています。

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各大学の新入生の5000m自己ベストタイム

チームごと新入生全員5000m平均

 新入生全員を合わせた平均です。こちらは各チームに記録のばらつきがあり人数の少ない大学が上位のほうに来るので平均タイムのみを参考程度に見ていただければ幸いです。

 青山学院5000m東海5000m國學院5000m帝京5000m東京国際5000m明治5000m
1佐藤一世13分57秒石原翔太郎14分04秒力石暁14分13秒大吉優亮14分15秒川畑昇太14分13秒児玉真輝13分54秒
2倉本弦太14分08秒喜早駿介14分17秒浅井大登14分23秒小野隆一朗14分20秒加藤優斗14分17秒安部柚作14分00秒
3山内健登14分10秒溝口仁14分19秒瀬尾秀介14分23秒近田達矢14分23秒清野温留14分26秒杉彩文海14分13秒
4鈴木竜太郎14分11秒佐伯陽生14分22秒阿部優樹14分24秒西脇翔太14分26秒吉田陵雅14分28秒杉田真英14分23秒
5松並昴勢14分15秒入田優希14分27秒田高永輝14分30秒大辻頌悟14分28秒田中駿祐14分33秒城戸洸輝14分26秒
6志貴勇斗14分18秒丸山真孝14分30秒西山哲平14分32秒濱田洸誠14分33秒川端拳史14分40秒斎藤拓海14分26秒
7佐々木塁14分19秒折口雄紀14分36秒河野涼太14分40秒末次海人14分34秒川村玲央14分40秒吉川陽14分36秒
8赤坂匠14分27秒長洞和希14分36秒新井俊祐14分42秒有路翔14分35秒荒武真也14分45秒橋本基紀14分37秒
9池田知史14分32秒岸本琉生弥14分45秒加藤優弥14分42秒塩井広太郎14分38秒鎌田雅稀14分46秒角南隆行14分45秒
10小原響14分34秒神薗竜馬14分46秒伊地知賢造14分43秒盛友士14分39秒安達理陽14分46秒  
 10人平均14分17秒 14分28秒 14分31秒 14分29秒 14分33秒 14分22秒
11多田奏太14分34秒添田直弥14分50秒大呂恵雨14分43秒深井琉聖14分40秒麓逸希14分47秒
12山下悠河14分36秒上里聡史14分51秒河野友誠14分45秒林田海輝14分44秒松岡祐樹14分48秒
13布野暖生14分53秒佐藤駿人14分45秒大類駿14分45秒生田琉海14分49秒
14中込大裕14分55秒日高龍之介14分51秒日高拓夢14分49秒板橋遼大14分49秒
15丹羽祐太14分57秒櫻井拓海14分54秒水谷洸介14分49秒桑名碧人14分50秒
16金子鉄平14分58秒鈴木景仁14分54秒針谷咲輝14分49秒武純也14分52秒
17池野竜平14分58秒杉浦大輔14分55秒山下航平14分53秒浅井海堂14分54秒
18木原大地14分59秒東陽晃14分53秒林優策14分55秒
19橋本修弥15分34秒藤井翔琉14分56秒
20坂本祥太15分07秒
21本田一平15分08秒
22        松村敬哲15分16秒  
全員平均14分20秒 14分43秒 14分39秒 14分37秒 14分46秒 14分22秒
 早稲田5000m駒澤5000m創価5000m東洋5000m中央学院5000PB中央5000m
1菖蒲敦司14分03秒鈴木芽吹13分56秒桑田大輔14分20秒松山和希13分58秒伊藤秀虎14分07秒吉居大和13分55秒
2佐藤航希14分08秒赤津勇進14分05秒石井大輝14分21秒渡辺亮太14分00秒川崎丞偉14分25秒中野翔太14分04秒
3北村光14分16秒白鳥哲汰14分05秒山森龍暁14分35秒家吉新大14分03秒西田歩14分26秒伊藤大翔14分11秒
4辻文哉14分16秒花尾恭輔14分05秒吉田悠良14分36秒佐藤真優14分11秒瀬沢瑛洋14分34秒羽藤隆成14分11秒
5柳本匡弥14分19秒中洞将14分06秒志村健太14分50秒熊崎貴哉14分14秒須藤蓮14分35秒居田優太14分13秒
6諸富湧14分36秒赤星雄斗14分08秒山下唯心14分51秒村上太一14分15秒飯塚達也14分35秒山田俊樹14分14秒
7山田泰誠15分06秒唐澤拓海14分10秒上杉祥太14分51秒奥山輝14分19秒久我駿太14分36秒園木大斗14分17秒
8濱本寛人15分09秒安原太陽14分22秒溝口泰良14分53秒伊東卓駿14分20秒有地佑馬14分42秒植村優人14分26秒
9片渕良太14分31秒久光康太14分54秒九鳩恵舜14分28秒井澗翔太14分43秒湯浅仁14分27秒
10  服部和空14分31秒丸岡拓14分59秒十文字優一14分34秒前田啓汰14分48秒大澤健人14分41秒
 10人平均14分29秒 14分12秒 14分43秒 14分14秒 14分33秒 14分16秒
11金子伊吹14分35秒村本翔15分10秒渡邊響太14分36秒谷口唯翔14分53秒
12青柿響14分36秒森下治15分11秒菅野大輝14分36秒前新城羽信14分57秒
13篠川史隆14分42秒有田伊歩希15分30秒兼原尚也14分38秒上野南翔14分58秒
14山本蓮14分51秒望月遙平15分41秒石川心14分45秒野口槙斗15分09秒
15藤山龍誠15分06秒岡田朋也14分49秒福島弦太郎15分10秒
16      梶野稜太郎15分02秒野村京太郎15分12秒  
全員平均14分29秒 14分23秒 14分54秒 14分25秒 14分44秒 14分16秒
 拓殖5000m順天堂5000m法政5000m神奈川5000m日体5000m日大5000m国士館5000m
1根岸賢14分21秒三浦龍司13分51秒宗像直樹14分10秒高橋銀河14分05秒漆畑徳輝14分12秒谷口腎14分12秒山本龍神14分09秒
2吉田圭佑14分43秒石井一希13分56秒富田陸空14分21秒加藤聡太14分10秒吉富純也14分21秒高貝瞬14分12秒遠入剛14分16秒
3秋吉星弥14分43秒馬場園怜生14分08秒松永怜14分21秒小林政澄14分14秒水金大亮14分36秒原田愛星14分19秒山下雄暉14分25秒
4森島寛人14分44秒藤原優希14分17秒東原愛斗14分32秒佐々木亮輔14分23秒田中慎悟14分45秒三木雄介14分26秒上野優人14分35秒
5山崎大地14分53秒内田征治14分20秒三原伶王14分33秒尾方馨斗14分28秒高濱大志14分45秒寺本颯一14分29秒長谷実樹14分37秒
6森重孝哉14分53秒拓殖航太14分45秒石川陵羽14分34秒大岩歩夢14分29秒吉野右恭14分50秒栗原遼大14分33秒山本雷我14分38秒
7井上征未14分55秒三好雄大14分49秒緒方春斗14分34秒大泉真琴14分31秒三好紘生14分50秒下尾悠真14分36秒野中創太14分45秒
8奥村聡介14分55秒出口静之心14分55秒細迫海気14分35秒巻田理空14分38秒中津川亮14分52秒山内大地14分40秒安田快聖14分57秒
9正田盛起14分57秒服部尊14分57秒稲毛崇斗14分37秒國本大生14分38秒藤井健太14分56秒土井拓実14分42秒佐々木岳史15分01秒
10菊池圭太14分59秒  高須賀大勢14分56秒小林篤貴14分38秒平野亮14分57秒久保昇陽14分45秒波多野友紀15分06秒
 10人平均14分48秒 14分31秒 14分31秒 14分25秒 14分42秒 14分29秒 14分39秒
11石川景次郎15分09秒原賢吾14分41秒笹部駿介14分57秒山中泰地14分48秒佐藤悠貴也15分14秒
12鹿嶋星也15分10秒谷本星輝14分55秒内山俊一14分57秒奥野奏輝14分50秒山中颯馬15分17秒
13野口大悟15分16秒橋本拓矢15分06秒中西巧磨14分52秒佐々木亮斗15分31秒
14高木克嘉15分19秒大森諒太15分13秒相澤俊介14分52秒服部祐伎人15分49秒
15松尾聖也15分18秒原塚達己15分03秒
16田中泰世15分24秒石井稔基15分22秒
17洪源希15分36秒岩井和也15分27秒
18瀬戸山優人16分06秒
19城井利哉17分16秒
20赤池陸17分19秒
21        柳澤佳吾     
全員平均14分56秒 14分26秒 14分31秒 14分29秒 15分13秒 14分43秒 14分53秒

チームごと新入生5000mトップ10人平均

10人平均箱根駅伝2020順位
1駒澤14分12秒8
2東洋14分14秒10
3中央14分16秒12
4青山学院14分17秒1
5明治14分22秒6
6神奈川14分25秒16
7東海14分28秒2
8帝京14分29秒4
9早稲田14分29秒7
10日大14分29秒18
11順天堂14分31秒14
12國學院14分31秒3
13法政14分31秒15
14中央学院14分33秒11
15東京国際14分33秒5
16国士館14分39秒19
17日体14分42秒17
18創価14分43秒9
19拓殖14分48秒13

1位駒澤大学

 13分台をもつ鈴木選手をはじめ、白鳥選手、赤星選手、唐澤選手など14分一桁の選手が大半を占めています。大八木イズムで大学陸上界を引っ張ていくよな選手が出てくることを願います。

2位東洋大学

 学法石川の松山選手、渡辺選手の2トップ強力です。スカウトは成功していると言えるでしょう。14分中盤の選手が多い印象です。今年の箱根駅伝では12年連続3位以内が途絶えているので悔しさをばねに巻き返しを計ってほしいです。渡邊奏太選手の弟さんもいるようで鉄紺の意志を継ぐ酒井監督の育成力に期待です。

3位中央大学

 今期大学ナンバーワンスカウトです。吉居選手は5000m13分台、10000m28分35秒というすでに大学でトップを争えるタイムを持っています。ほかにも10000m28分台を持ち勝負強さもある中野選手や伊田選手、伊東選手、植村選手も10000mをすでに29分台で走れる力を持っています。今期大注目の1年生たちです。

4位青山学院大学

 スカウト的には普通といったところでしょうか。なんといっても注目は都大路一区歴代最高を叩き出した佐藤選手。スピードのある佐々木選手や14分10秒台の選手が多い印象です。青学は今まで世代ごとに数々の13分台、28分台選手を大量生産してきているのできっとこの世代もそうなるはずです。

5位明治大学

 スカウトはさすが名門エリート校といったところです。世代トップ児玉選手をはじめ、14分フラットをもつ安部選手がいます。明治はオールラウンドに走れる、試合で外さない選手が多い印象なのでそういった選手がたくさん出てきてほしいです。

6位神奈川大学

 かなりいいスカウトをしています。14分10秒を持つ高橋選手をはじめとして14分中盤の選手のスカウトに成功しています。最近の箱根駅伝では苦しめられていますが、優勝を狙えた鈴木健吾選手世代のような伸びを見せて第二の神大いやほい時代を築き上げてほしいです。

7位東海大学

 スカウトはあまり良いとは言えません。今年は黄金世代が卒業しまさに正念場を迎えています。都大路で快走した喜早選手、鈴木選手を軸に次世代の東海大を作っていってほしいです。もともと東海は叩き上げの選手の育成も定評があるのであまり心配はしていません。箱根駅伝では4年生が何度もチームの危機を救っているのでじっくり育成してほしいです。

8位帝京大学

 14分10秒台は大吉選手しかいないものの10000mを28分台で走れる小野選手など粒揃いです。14分20~40でスカウトした選手が多く帝京らしいスカウトです。きっとこの世代もいつの間にか13分、28分ホルダーになっているのでしょう。

8位早稲田大学

 毎年エリートが3人入ってくるイメージです。13分台は今年はいませんが一昨年前に都道府県駅伝一区区間賞の菖蒲選手や3000scの強い北村選手など勝負強い選手がスカウトできています。近年の早稲田は叩き上げ選手にも支えてもらっているので一般入部の選手の台頭にも期待です。

10位は日大

 スカウトは成功しています。14分中盤の選手が多いです。特に14分12秒を持つ谷口選手、高貝選手に期待です。樋口選手のようなエースになってほしいです。近年は低迷していますが、留学生に頼らないチーム作りができてきています。箱根に返り咲くのはもう少しです。

 残りの大学は次回の記事でコメントします。

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