今回の記事ではセイコーゴールデングランプリ2020の男女1500mの結果を記事にしていきます。
リザルト
男子1500mリザルト
順位 | 名前 | 所属 | タイム | |
1 | 舘澤亨次 | DeNA | 3:41.07 | |
2 | 楠康成 | 阿見アスリートクラブ | 3:41.39 | |
3 | 的野遼大 | MHPS | 3:42.02 | PB |
4 | 荒井七海 | Honda | 3:42.53 | |
5 | 阪口竜平 | SGH | 3:43.78 | |
6 | 戸田雅稀 | サンベルクス | 3:44.06 | |
7 | 木村理来 | 愛三工業 | 3:44.45 | |
8 | 甲木康博 | 城西大城西高 | 3:44.62 | PB |
9 | 前田恋弥 | カネボウ | 3:47.00 | |
10 | 大竹康平 | 広島経済大学 | 3:48.89 |
女子1500mリザルト
順位 | 名前 | 所属 | タイム | |
1 | 田中希実 | 豊田自動織機TC | 4:05.27 | PB |
2 | 卜部蘭 | 積水化学 | 4:11.75 | PB |
3 | 萩谷楓 | エディオン | 4:13.14 | PB |
4 | ヘレン・エカラレ | 豊田自動織機TC | 4:17.00 | |
5 | 後藤夢 | 豊田自動織機TC | 4:22.26 | |
6 | 橋本奈津 | 積水化学 | 4:23.13 | |
7 | 陣内綾子 | 九電工 | 4:23.31 | |
8 | 中須瑠菜 | 神村学園高 | 4:31.92 | |
9 | 吉川侑美 | ユニクロ | 4:32.46 |
舘澤亨次選手が復調、圧巻のスパートで制す
優勝はDeNA舘澤亨次選手でした。今回の3:41.07は自己ベストの3:40.49に迫る記録です。レース展開はラスト300mから飛び出し舘澤選手らしさの感じられる圧巻のスパートで勝負を制しました。春先の大会が無くなってしまった分初戦は苦戦したものの東京選手権決勝からは調子よく来ています。
2020.7.18 | ホクレンディスタンスチャレンジ2020 第4戦 千歳大会 | 03:46.9 | 組8着 |
2020.7.23 | 第83回東京選手権 | 03:48.9 | 予選1組1着 |
2020.7.24 | 第83回東京選手権 | 03:42.7 | 決勝1位(大会新) |
2020.8.23 | セイコーゴールデングランプリ陸上2020東京 | 03:41.1 | 1位 |
甲木選手高校歴代3位の裏には
実業団選手率いる中、大健闘を果たしたのは城西大学城西高校の甲木選手です。3:44.62の高校歴代3位の記録を叩きだしました。注目していただきたいのは指導者の育成力です。
以前まで佐野日大高校で指導していた中山隆さんが城西大学城西高校では指導を務めています。佐野日大高校では今まで多くの輝かしい成績を残している選手を育成しており指導力に定評があります。
代表例を挙げるとインターハイ1500m2位現日大2年生樋口翔太選手、東洋大学キャプテン大森龍之介選手を指導していました。今回の記録もその指導力の賜物です。今後の城西大学城西高校に期待です。
田中選手女子1500m14年ぶり日本新記録‼
女子1500mでは田中希実選手が終始レースを掌握し、4:05.27の女子1500m日本新記録で優勝を果たしました。試合直前にシューズの厚さ規定に引っかかってしまい、ご両親が近くのホテルまでスパイクを取りに行くというトラブルもあったようですが、それでも冷静に対処して日本新記録を更新しました。
2位の卜部蘭選手も積極的なレース展開で女子1500m日本歴代9位の4:11.75好記録を出しています。
新星、萩谷楓選手
私が個人的に注目している選手の1人が萩谷楓選手です。ここ最近は田中選手の活躍の陰に隠れてしまっていますが、5000mでは今の現役選手の中で2番目に14分台に近い選手だと思っています。
ここ最近の結果を見てもホクレン・ディスタンスチャレンジ2020 第2戦 深川大会3000mでは田中選手と同レース出で8分48秒12、ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020 第3戦 網走大会5000m田中選手と同レースで15分05秒78、ゴールデングランプリ2020の1500m田中選手と同レースで4:13.14と3戦連続で自己ベストを更新している絶好調の選手です。
田中選手とも同年代でライバルでもあると思うので今後の女子長距離界を引っ張って行ってほしいです。
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