今回の記事ではSugar Eliteの合宿参加選手について調べていきます。
Sugar Eliteとは
大迫傑選手が世界と戦う意志を持つ選手を大学や高校の所属の枠を超えて募られたチームです。募集がかけられ作文や資格タイムをクリアしている10人が選考されます。合宿中成績優秀者上位2名は合宿費負担とハングリー精神を養う大迫選手らしい合宿になっています。2020年8月17日~8月24日まで合宿が行われました。
参加資格
1500m3分48秒以内、5000m13分55秒以内(高校生、大学一年生は14分未満可能)、10000m28分40秒未満のどれかを切るという厳しい条件が付いています。この参加参加資格をみると5000mはイジーで10000mはハードな設定です。
参加選手一覧
合宿参加選手は以下6名の選手となっています。
- 鎧坂哲也選手(旭化成)
- 飯澤千翔選手(東海大学)
- 中谷雄飛選手(早稲田大学)
- 千明龍之佑選手(早稲田大学)
- 西山和弥選手(東洋大学)
- 石田洸介選手(東京農大二高)
持ちタイム
選手名 | 1500m | 5000m | 10000m |
鎧坂哲也 | 3:42.21 | 13:12.63 | 27:29.74 |
飯澤千翔 | 3:38.94 | 13:53.33 | |
中谷雄飛 | 3:47.24 | 13:39.21 | 28:27.71 |
西山和弥 | 3:51.59 | 13:46.95 | 28:35.72 |
千明龍之佑 | 3.50.78 | 13:54.18 | 29:00.57 |
石田洸介 | 3:49.98 | 13:36.89 |
主な経歴
鎧坂選手
- 5000m日本歴代2位記録保持者
- 10000m日本歴代2位記録保持者
- その他実績多数
世羅高校→明治大学→旭化成
要項には学生対象でしたので親しい間柄の合宿参加だと思われます。練習や合宿を共にすることが今までにも数回あり、大迫選手がマラソンで日本記録を樹立する前にも練習パートナーとしてハーフマラソンに出場をしています。今回合宿に参加するのも必然的です。
中谷選手
- 18年U20世界選手権5000m出場
- 18年アジアジュニア10000m 第2位
- 17年IH 5000m 第4位
- 17年国体 5000m 第2位
- 17年全国高校駅伝 1区 区間賞
- 17年都道府県駅伝 5区 区間賞
- 15年国体 3000m 第6位
佐久長聖高校→早稲田大学
高校時代は外国人以外には無敗を誇っています。現早稲田大学のエースです。
千明選手
- 18年全カレ5000m 第6位
- 18年アジアクロカン 第4位
- 17年IH 5000m 第8位
- 17年国体 5000m 第8位
- 17年世界クロカン 出場
東京農大二高→早稲田大学
高校時は国体など多数全国大会で入賞を果たしています。国体やIHの大舞台で高校時は力を発揮しており大舞台での勝負強さと暑さに強い印象があります。大学に入ってからは大きな実績はないものの直近の7月26日の早稲田記録会で参加資格をクリアし、間際で合宿参加の切符をもぎ取っています。
西山選手
- 17関東IC5000m11位
- 17日本IC10000m3位
- 17出雲1区5位
- 17全日本3区3位
- 18箱根1区1位
- 18日本クロカン3位
- 18アジアクロカン2位
- 18世界大学クロカン12位
- 18関東IC10000m4位
- 18関東IC5000m8位
- 18日本選手権10000m4位
- 19箱根1区1位
- 19兵庫リレカ10000m5位
- 19ユニバ10000m8位
- 19出雲1区10位
- 19全日本5区11位
東京農大二高→東洋大学
2年連続で箱根駅伝1区区間賞を獲得しています。東洋大学のエース。
飯澤選手
- 1500mU-20歴代2位記録保者
- 19関東インカレ1500m優勝
- 19日本インカレ1500m優勝
山梨学院高校→東海大学
高校時代は全国規模の大会に出場経験は複数あるもののその中で際立った成績はありませんでしたが、東海大学に進学してから一気に才能が開花しました。中距離をメインに取り組みながらも秋先の東海大記録会ではさらっと5000m13分台をたたき出していることからポテンシャルの高さがうかがえます。
石田選手
- 1500m中学記録保持者
- 3000m中学記録保持者
- 5000m高校記録保持者
- 第3回ユースオリンピック7位
- 第6回全国高等学校陸上競技選抜大会3000m 6位
- 第24回全国男子駅伝競走大会4区 3位
唯一、高校生からの選出です。しかしながら、5000mの持ちタイムは大学生を抑え鎧坂選手に次いでのタイムです。中学高校記録保持者であり次世代の長距離界を担うホープです。
まとめ
練習内容などは公開されていませんが、日本歴代記録を持つ選手と一緒に得られる知識やマインドは非常に大きいものです。公式インスタグラムにも強さを求める者のランニングコミュニティと記載されていることから今後どんな選手が参加するのか楽しみです。応募要項には第一回と記載されいたのでこれから第二回、三回と続くことに期待です。
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